転職に失敗した僕が気づいた「就職先は自分で選ぶべき」本当の理由

「おすすめの企業=あなたに合う企業」ではない

転職活動をしていると、エージェントからこう言われることがあります。

「おすすめの企業はこちらです!」
「まずはエントリーだけしてみましょう!」

転職活動をしたことある方であれば
一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

こんなふうに言われると、「あ、自分に合う企業なんだ」と思ってしまいますよね。

でも、冷静に考えてみてください。
数万社ある中で、たった1回面談しただけの相手が「本当に自分に合う企業」を選べると思いますか?

実はここに、転職の落とし穴があるんです。

求人票に“本当の情報”は載っていない

紹介された企業の求人票を読むと、すごく魅力的に見えます。

  • 平均年齢20代!風通しの良い職場
  • 入社半年でリーダーに昇格可能
  • 若手にも裁量がある成長環境

こういう言葉って、めちゃくちゃ刺さりますよね。

でも、これって企業側が「良く見せたい部分」だけを切り取っている場合もあるんです。

そう思っている方は本当に痛い目をみます。
転職してから後悔してからでは遅いのです。

実際に入社してみたら、「聞いていた話と違う」「全然風通しなんか良くない…」といった声もよく聞きます。
僕もまさにそうでした。

もしかすると、本当に希望に合うような企業を
紹介してくれるかもしれないですが、
求人票の情報だけで、その企業を判断してしまうのが
一番失敗するケースです。

転職エージェントは“商売”で動いている

そもそもおすすめって誰目線の話なのか
本当に転職者にとってのおすすめの企業なのでしょうか。

ここからちょっとリアルな話をします。

転職エージェントは、求職者が企業に入社することで、企業から 年収の30%前後の手数料 を受け取ります。
(年収500万円なら、150万円ほど)
しかし、人手不足の企業や大量採用する企業は通常よりも高い手数料を設定しているケースがあるので、より紹介されやすい構造になっています。

当然ながら、エージェントとしては、そうした“高単価の企業”に入社してもらえた方が売上になります。

ここに「ビジネスとしての事情」があることを、私たち転職者も知っておく必要があるんです。

加えて、キャリアアドバイザー1人1人にもノルマがあり
「月間売上目標」が設定されているケースがほとんです

言葉巧みに「オススメ」される企業

たとえば、エージェント側が売上を達成したい状況だとします。
あなたが希望している企業A社よりも、手数料の高いB社に入社してくれたほうが、目標に近づける。
そんな時、B社をオススメする理由として、こう言うかもしれません。

「B社にはあなたと同じようなタイプの方がいて、今も活躍されていますよ」

これは本当にあなたに合った企業を紹介している言葉なのか、
それとも「うまく導くためのセールストーク」なのか。

見極めるのは難しいですが、僕は後者のケースに出会いました。
でも入ってすぐに気づいたんです。

「あれ…なんか、想像してたのと違う」

上司の雰囲気、働き方、会社の空気感。
どれも求人票からは分からない部分でした。

結局、僕はその会社を2ヶ月で辞めることになります。
そのとき、心に強く残った言葉がありました。

「転職は、他人に選ばせてはいけない」

転職アドバイザーの中にも“未経験者”が多い現実

さらに正直な話をすると、大手の転職エージェントには新卒や未経験からキャリアアドバイザーになった人も多くいます

社会人としての経験がまだ浅い。
もちろん優秀な方もいますが、自分自身が転職を経験したことがないまま、アドバイスをしているケースも珍しくありません。

そんな人から「この企業がおすすめです!」って言われても…
本当に信じていいのか、少し考えてみたくなりませんか?

転職大失敗くんが想うことと

ここまで少しシビアな話もしましたが、転職エージェントの存在を否定したいわけではありません。

むしろ、うまく使えば強力なサポーターになります。

でも、鵜呑みにしてはいけない。
どんなに親身な言葉でも、「この人は何を軸に話してるんだろう?」と一度立ち止まってみてください。

  • 自分の希望は?
  • なぜ転職したいのか?
  • どんな環境で働きたいのか?

それを明確に持っておくことが、後悔しない転職の第一歩だと思います。

ではまた!

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